2008 イタリア滞在記 旅程編Ⅰ DEP~ラベンナまで。 [旅行記]
いつかこんな旅がしてみたいと思っていました。
それは、自由気ままに好きな街を歩き、その国の人との会話を楽しんだり、
一人でもレストランやお店でも戸惑うことなく振舞い・・・、
そんな憧れの旅が思いがけず実現しました。
2ヶ月前から帰国便が先に取れていたのですが、日本出発便の予約が取れたのは出発3週間前。
この時期なら行けそうかなと思って日程を組んでいたものの、
ほとんど諦めていましたので、大まかにしか旅程は考えていませんでした。
実際何の手配もしないでいました。
今から間に合うのかなと思いつつも
行けばなんとかなるでしょう!と。(笑)
ホテルの手配は出発6日前、鉄道(ユーロスター)のネットでの手配は前日の夜、行きたい街はピックアップするも後半の旅程はミラノについてから考えることとしました。
それにはミラノにお友達のルーミンさんがいらっしゃるという安心感があったからに他なりません。
ミラノ滞在時はお世話になり、アドバイスを受けつつの楽しい一人旅。
旅程は
ミラノ、
ボローニャ・ラベンナ(2泊3日)
ミラノ
フィレンツェ・トスカーナ地方(2泊3日)
パルマ・モデナ・マラネロ(日帰り)
ベローナ(日帰り)
コモ湖
そして帰国です。
たくさん写真がありますので、飽きてしまうと思いますが、
旅レポ、よろしければお付き合いくださいませ。
(1回がかなり長編ですのでご覧になるのに疲れるかもしれません・笑)
5月30日
JL417便 成田 13:40 ミラノ・マルペンサ 19:05
飛行時間 12:25
機体はBOEING 747-400 JA8076
クラスはEXECUTIVE CLASS
85000マイルを夫に借りての旅行です。(私の現保有マイルと相殺すると23000マイルの借り)
マイル利用とはいえ原油高騰の折りですので、空港利用料等で別途45000円かかりました。
機内の様子はそのうちSKY HIGHでご紹介します。ご興味のある方はお待ちくださいませ。
シベリア上空の景色、
日本から西に行く場合は昼間が長い一日となります。
順調な飛行で、定刻よりも早く到着。
マルペンサ空港にはルーミンさんがお迎えに来てくださいました。
その日の夜はルーミン家のご事情でご近所のホテルに1泊。
日本のご家族からの依頼のものをお渡ししたり、久々の再会で盛り上がりました。
お土産は日本食などを選びましたけれど、もう一つ。
私が写した写真でフォトブックを作ってみました。
常々巨匠がプリントしましょうと言ってらしたので、この機会に。
色鮮やかな仕上がりでしたけれど、ルーミンさんにはかなしい思いをさせてしまったかな。
さて、翌朝は最後の晩餐で有名な
サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会に。
最後の晩餐はかなり先まで予約でいっぱいなので今回は見られませんでした。
ただ、1998年の7月に修復中のものを、そして2005年の4月に修復後見ておりますので今回は教会の方を見学しました。
そしてここからが一人旅の始まりです。
地下鉄でミラノ中央駅まで。
イタリアの駅は改札口がありません。
目的の電車が何番線からの出発であるか駅の掲示板で確認して、ホームに行きます。
PARTENZAが出発、ARRIVOが到着です。
ミラノからボローニャまではES(ユーロスターイタリア)で移動です。
ローマ・テルミニ駅行きのホームとなります。
ユーロスターは全席予約となりますので、
ネットで日本から予約してクレジット決済後、返信されてきた予約確認書をプリントアウトして持参しました。
こちらから。
http://www.ferroviedellostato.it/ferrovie/util/inglese.jsp
ちょうど6月2日が祝日となるため2泊3日の旅行に出る人が多く混みあっていました。
順調にボローニャに到着。
ホテルは駅の目の前、Starhotels Excelsior。
快適できれいなホテルでした。
荷物を置いてカプチーノをいっぱい頂いて、いざ観光へ。
ボローニャと言えば、建物の軒をめぐるポルティコ(柱廊)。
中世風のものからゴシック期、ルネッサンスのものなどさまざまな様式のものがあり、その景色を眺めるのがボローニャ滞在の楽しみの一つでした。
20分ぐらい歩いてようやく観光の中心部、マッジョーレ広場に到着。
こちらは市庁舎。
広場をはさんでサン・ペトロニオ教会がありますが、カメラバックが大きくて荷物の大きさ制限があり入れてもらえず、
最終日にもう一度行くことになりました。
ブラブラ歩いていると、ガイドブックでは特に紹介していないきれいな教会を見つけたので、訪れてみました。
そして次にサント。ステーファノ教会群へ。
11~13世紀に建てられたとのこと。
振り返ってみるとこんな景色。
教会の中の回廊にて。
教会前のこのポルティコがなんとなく一番気に入りました。
さて・・・、高いところ大好きな私のお楽しみのスポット、
ボローニャのシンボル、アシネッリの塔(97m・498段)と小さい方がガリセンダの塔。
もちろん登りましたよ。
とても狭くて上に行くとすれ違うのも大変で、汗だくになりましたけれど、
素晴らしい景色を堪能しました。
翌日6月1日は今回の旅の計画中、最も楽しみにしていたラベンナへ。
朝食の前に駅に行き電車の時間の確認と切符の手配をしました。
窓口で「ラベンナまで往復、1人」と書いた紙を手渡しました。
この日もお天気が良く暑いぐらいでした。
駅前から10分ほど歩いて、中心街へ。
最初に訪れたのは548年建立のサン・ヴィターレ教会。
先日の記事でご紹介したモザイクの装飾はこちらの教会です。
薄暗い所から出てこの壁面いっぱいのモザイクが目に入って来た瞬間に鳥肌が立つほどにうっとりしました。
ため息があちらこちらから聞こえてきました。
まずは主祭壇
そして向かって右手
左手
ドームに描かれたフレスコ画。
この教会の敷地にはもう一か所素晴らしいモザイクがあります。
ガッラ・プラチーディア廟
内部のモザイクは深い青と金色の石で、アラバスタの窓を通して入ってくるやわらかい光によって美しく輝いていました。
石棺にミニ三脚を横にして何とか写した写真です。
次に訪れたのはネオニーア洗礼堂(左)と大司教博物館とサンタンドレア礼拝堂。
洗礼堂は5世紀のもので八角形、内部のモザイクです。
ダンテのお墓に立ち寄り、
サンタポッリナーレ・ヌオーヴォ協会へ。
たくさん写しましたのでPart2でもう少し写真を紹介する予定です。
もう少し時間があれば訪れたかった教会がありました。
でも、外は明るいですがそれなりに遅い時間になるので、無理はせずにボローニャへ戻りました。
この日の夜はホテルの近くのレストランへ。
魚介のサラダ
そしてボローニャと言えばボロネーゼ、ということでタリアテッレ・ボロネーゼ食べました。
(ミート・ソースですね。)
ホテルに戻りボローニャ最終日、どこを回ろうか考えながら就寝。
翌日はまずはサン・ペトローニオ教会へ。
旅はまだまだ始まったばかり。続きます~♪
2008-06-18 01:46
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