2008イタリア滞在記 旅程編Ⅳ ピサ～フィレンツェ

 

 

サン・マルコ美術館の窓より

かつてドメニコ会修道院だったところで、フラ・アンジェリコの「受胎告知」があります。

撮影はもちろんNGでしたが、2階に上がった正面に飾られている「受胎告知」、光を受けてキラキラ輝いて、静かな中に瞑想にひたりたくなるような雰囲気を醸し出していました。

4度目のフィレンツェ滞在にしてようやく鑑賞する機会を得ました。

サン・マルコ美術館の2階は修道僧の部屋だったので、小さな個室が連なっています。

その一つ一つの部屋にはフラ・アンジェリコらによるフレスコ画が描かれてあります。

修道僧たちはその部屋で何を思い、そして窓からみえるDUOMOをどのような気持ちで眺めていたのでしょうか。

そんなことを思い、本日の1枚目はなんの工夫もありませんが、こちらを選びました。

フィレンツェを訪れる機会がありましたら是非訪れらることをお勧めいたします。

 

 

 

　　　　　　　　　

中世の面影が色濃く残るこの街はモノクロかなと思い数枚写しましたし、カラーからモノクロ変換してみました。

 

　　　　　　　　　

 

　　　　　　　　　

ワイン、４ユーロ、安いですよね。

サン・ジミニャーノの白はすっきりしていて美味しいです。

 

 

車窓からの景色を楽しみながら、ツアーは最後の観光スポット、ピサへ向かいました。

このエリア、いつか秋にワイナイー探訪ツアーで訪れたいものです。

 

 

ピサと言えばやはり斜塔ですよね。

今回訪れるつもりは全くなかったので新鮮に感じました。

10年振りでしたけれど、洗礼堂や聖堂とならんでその景色は素晴らしいと思いました。

 

 

良く斜塔を支えているポーズを取って記念撮影している人を見かけますが、私は斜塔が建てられたときと同じようにまっすぐに見える場所を探して写しました。（笑）

　　　　　　　　　　

 

この日はツアー参加で自由時間が限られていたので塔に上るのは諦めました。

 

 

ロマネスク様式の聖堂、1068年から50年の歳月をかけて建てられたとのこと。

 

 

今回のツアー・ガイド、サンドラさん。

 

 

 

 

とても陽気なタイ人、同行者をmy friendと呼んでいましたけれど、どう見てもマッチョなお友達は・・・。（爆）

 

　　　　　　　　　　　　　　

 

予定通り、フィレンツェにはPM8:30に到着。

フィレンツェ最後の夜ですので、やっぱり美味しいものを食べなくては、ということで以前に行ったことのあるレストランに電話をして予約し、着替えをして速攻で行きました。

オステリオ・ジョバンニ

　　　　　　　　　　

アラカルトで生ハムのカルパッチョ。

 

ラビオリのアスパラソースがけ

サービスで最初にシャンパン、最後にビスコッティを甘い白ワインにつけて食べてくださいと出してくださいました。

 

一人旅なので夜歩きはしないことを心がけておりましたけれど、最後の夜なのでアルノ川沿いまでちょいと散策。

実は夕景を撮りたかったのですが、日が暮れるのが遅く初日はタイミングを逃し、二日目はツアーでしたので無理。残念でした。

DUOMO、夜はまた浮き立つようにきれいでした。

3年前、同じように食後に母と訪れた時はちょうど10時で、思いがけず美しい鐘の音を聴けたことを思い出しつつ、ホテルに戻りました。

 

　　　　　　　　　

翌朝は8時半から観光開始。

1枚目の写真にありました、サン・マルコ教会の正面です。

 

教会の内部は撮影OKでしたけれど、修復中でした。

 

サン・マルコ美術館でゆっくり見学してホテルに戻りチェック・アウト。

今回のホテル　B&H Hotels Diplomat

改装した後でしたので、とてもきれいでした。

バスルームもジャグジー付きで広々としていました。

 

 　　　　　　　　　

 

その後、サン・ロレンツォ教会とメディチ家礼拝堂を見学したのですが、礼拝堂はやはり修復中でしたので写真は写しませんでした。

ミケランジェロ設計のラウレンツィアーナ図書館も見学しました。（撮影はNG)

 

この日のランチはカフェ・イタリアーノにて。

とても冷えたサン・ジミニャーノのワインとフレッシュトマトのパスタ。

 

 

 

そしてサンタ・クローチェ教会へ

 

 

マキャベリ・ミケランジェロ・ロッシーニなどのお墓があります。

　　　　　　　　　　　

 

 

見学後は・・・、

ちょっと盗撮。（笑）

サーベルを持っていましたよ。軍人さんでしょうか。

　　　　　　　　　　　

思いつくままにフィレンツェの街を散策しました。

　　　　　　　　　　　

 

ウフィッツィ美術館もパラティーナ美術館も前回見学しているので今回は省きました。

フィレンツェの街はこれまでのイタリア旅行中、一番滞在時間の長い街ですが、まだまだ観光できていないところがたくさんあります。

街全体が芸術そのもので、何度訪れても人々を惹きつける魅力にあふれる街。

10年前に訪れた時はジプシーに付きまとわれて怖い思いをしましたけれど、警察が常に取り締まっているようで、一度も怖い思いをすることなくとても楽しい滞在でした。

駆け足でご紹介しましたけれど、フィレンツェ滞在記はこれにて。

 

 

 

 

最後の1枚はジョットの鐘楼がまっすぐに写ったこの一枚にて。

＊日本出発前に計画した旅程は無事に完了。

あとはミラノからの日帰り旅行となります。

まだ続くんです。（笑）いつもお付き合い下さりありがとうございます。

コメント 28

上から撮ってる写真が多い！ｗ
以前行ったとき、斜塔にワイヤーが掛かって修復中でした。
確かに、支えてる写真も撮りました！ｗｗ
聖堂を上から見ると十字架になってると聞き、上から見たいと思いました。
何処の教会や聖堂も静かで、お祈りしてる人が多くて、自分も思わず手を
合わせるようになりました。神聖な気持ちにさせてくれますよね。
イタリア行って、思ったのは、人間が優しい人が多い。
困ってる人見ると、必ず声かけてくれました。
暇そうにしてたら、露店のニーちゃんが話してきて。
何処から来た？サッカーは、好きか？ナカタいいヤツだ！来期はフィオレンティーナに来るぜ！とか、平気でイタリー語で語りはじめました(爆)
いろんな国の人と同行するのも面白いですね。
馴染んで来て、皆で食事してるとナゼかワインボトルが沢山開くんですよね～(^_^;)
また行きたいです。

タイ人。。。そっちでしたか！ｗｗｗ
それも、面白いろそうですね！

by J-blue (2008-06-23 03:00) 

おはようございます。

素敵な写真ばかりです。！
のんびりこんなところの朝の研修をいつかはしてみたいと思います。

タイの方・・・・ポーズが全てをあらわしている？
by m33003 (2008-06-23 05:37) 

旅行記Ⅲのフィレンツェの街を上から撮った写真、あまりの素晴らしさに「は～！」となりますね。
どうしてまー、１コ１コは別々なのに、色、高さが統一されているんですね。
道路は迷路みたい。
旅行記Ⅳの聖堂。５０年とは・・歳月かけて建てるものなのですね。
もういくら掛かったたか換算できませんね。
日本の数ヶ月で建てる教会チックな結婚式場とは大違い。



by upako (2008-06-23 06:04) 

いつも同じｺﾒﾝﾄでｽﾐﾏｾﾝが
教会や聖堂の画像、本当に素晴らしいです＾＾
前記事のサンタ・マリア・ノヴェッラ薬舗は
映画ﾊﾝﾆﾊﾞﾙに出てきた薬舗ですよね。
あ、ｱｲｽ画像nice!ですね!
タイ人にしてもいろいろな出会いもあって楽しい旅ですね＾＾
by judyxxx (2008-06-23 07:39) 

イタリアやはりいい所ですね～
見てると旅行した気分になれて嬉しいです。

by イチロー (2008-06-23 07:53) 

すげー、写真撮られてくださいってお願いしたんですか？
勇気がありますね。まあ、あちらの方は女性には人畜無害ですからね。
ぜひ、顔のぼかしは取っていただきたかった。
表情に興味あり。

すいません。そこばっかしで。
by サトル (2008-06-23 09:56) 

おねーさま、
うわぁ～とか、ひゃぁ～とか、いっぱい感想を書きたい気分ですのに、
一回おきにコメント欄が閉じてありますけど？（爆）
ヨーロッパの建築物って、なんでこんなにドキドキするんでしょうね。
ピサの斜塔をまっすぐに撮ると、地面が斜めで面白い～＾＾
お料理もおいしそうだし、行ってみたくなる一方、
言葉が何一つダメなことを思いだし、どよ～～ん・・・(-_-;)

この、ピントがびしっと合ってる気持ちよさっ！
みども頑張ろうっと＾＾
by みどれんじゃー (2008-06-23 12:07) 

J-blueさん
空撮はさすがにできませんが、より高い所を目指しておりました。（爆）
斜塔、これ以上傾かないように修復工事していたんですよね。
まだ一部修復中ですけれど、とてもきれいでした。
そうそう、聖堂を上から見ると十字架の形をしているのですよね。
クリスチャンでなくとも教会内部にはいると敬虔な気持ちになりますよね。
イタリア人、私も優しいと思います。
フランスは苦手。（笑）
異国人の集団ツアーも後半はなじみとなりCANONのおじさんとお話が弾みましたよ。
タイ人・・・、間違いないと確信しております。
イタリアは何度でも行きたくなりますね。
by DION (2008-06-23 17:11) 

m33003さん
写真のレイアウトが下手なのでなんだか大きいばかりですけれど、
DP1の画像はどうしても大きくUPしたくなります。
朝・・・、私はいつも6時起きでした。
m33003さんなら素敵な朝焼けが撮影できる時間に起床されるのでしょうね。
タイの方・・・、バスに乗り込んで来た時からピンと来ました。（笑）
by DION (2008-06-23 17:14) 

upakoさん
ちょっとだけ空撮モードの写真、気に入っていただけたでしょうか。
私もボローニャの斜塔ですっかり味をしめてしまいました。
上からの景色はあと1種類あります。
広場を中心に建物が道沿いに広がっているのがわかりますよね。
赤レンガの屋根が印象的です。
完成まで百年を超えるものもあれば、未完の聖堂もあり・・・、
歴史の重みと信仰心の深さを感じますね。

by DION (2008-06-23 17:22) 

judyxxxさん
教会や聖堂の画像は私もDP1で気合いを入れて写していたので
そのようにおっしゃっていただけてとてもうれしいです。
時々白トビしていますが、まぁ、素人の趣味の写真なので良いかなって。（笑）
ハンニバル、実は観ていないのです。
でもかなり有名な薬舗ですので撮影に使われているのではないかと思います。
ランチで一緒だった親子は実はホテルのお部屋も隣と言う偶然だったんですよ。（笑）
by DION (2008-06-23 17:23) 

イチローさん
イタリア、最も好きな国かもしれません。
イチローさんならもって素敵に撮影されるんでしょうね。
こんな写真でも楽しんでいただけたら嬉しいです。
by DION (2008-06-23 17:25) 

サトルさん
この間この話をしましたからね。（笑）
他の人が撮影していたので、参加しましたら
快くポーズを取ってくれました。
優しい人なのですよ。
かばちゃんみたいな感じ。
顔のぼかし、ご希望があれば写真を送ります。（笑）
by DION (2008-06-23 17:28) 

みどちゃん
コメントは1旅程ごとにまとめているのです。
その方がまとまりやすいので。
2泊3日の旅程を1度の記事でまとめるのも長くなりすぎるので、そう考えました。
ヨーロッパは歴史を感じさせるのでより魅力的なのでしょうね。
数百年まの建物や絵画がそこここにあふれていて、本当に素晴らしいと思います。
みどちゃんも古都にお住まいだからそのあたりはわかりますよね。
ピサの斜塔、まっすぐも良いでしょう。（普通すぎますか？）
イタリア人は親切なのでイタリア語がダメな場合は英語で何とか喋ってくれますよ。
by DION (2008-06-23 17:33) 

ホント素晴らしい写真ばかりですね！
格式が高く重みさえ感じます。
モノクロ写真も雰囲気が出ていて
イタリア未経験の僕はにとって新鮮な画像ばかりです。
by hiro (2008-06-23 23:27) 

なんつーんだろ？空が広くて、歴史を感じる建物のチャンネーの構図といい素晴らしい良い旅でしたね！！
一人だから自由できままに撮れたから、良い雰囲気な仕上がりなんでしょうね。

by やなたろ (2008-06-23 23:29) 

私もこのタイのフレンドを見習って、しなやかなポーズができるように
ならなくてはｗｗ
イタリア、一度にいろんな建物や教会をまわったので、実はあまり
覚えていません（恥）
DIONさんの旅の記事、これから行こうと思っている人にはとても
分かりやすいガイドになりますね！
アイスを持ってくれた人との出会い、良い話ですね＾＾
by yururu (2008-06-24 00:37) 

出たー！軍人さんの盗撮♪ｗｗｗ
素敵でするぅ～♪
タイの人は・・・・・ｗｗもろ！わかりますね♪（爆）

それにしても素敵な画像ばかりですね～
自分で予約して美味しいモノを食べたり、ツアーに参加したり、凄い行動力です。
歴史を感じさせる建物など、イタリアはとっても魅力あるところですね～
美味しいモノも沢山だし♪
いつか行ってみたいなぁ～（冥土の土産？ｗ）
by lucy (2008-06-24 02:08) 

hiroさん
いつもありがとうございます。
フィレンツェは芸術が凝縮したような街で、1週間いても飽きないところだと思います。
モノクロ写真、難しいですよね。中世の都市はモノクロが良く似合いました。
それなりに写したのですがモノクロばかりだとそれもつまらないし、メリハリつけてみました。
hiroさんはイタリア未経験なんですね。アメリカの方が多いのでしょうか？

by DION (2008-06-24 15:25) 

やなたろさん
本当に空が高く、湿度もなく、歴史ある建物がそこここにあり、素晴らしい街です。
チャンネーの構図は・・・、相変わらずですがそれでも写真が締まるのは圧倒的な存在感のある建築物だからでしょうね。
そうなんです。一人気ままなので好き勝手に写して、
あまり時間の制約がないことが良かったのですが、稚拙な駄作も大量生産でしたよ。（爆）
by DION (2008-06-24 15:29) 

yururuさん
タイの彼を見習わなくとも充分にしなやかで素敵です。（笑）
私も4度目にして初めて訪れたところもたくさんで、本当に見どころが多いです。
予定以上に早く記事を書いているのも教会の内部の写真、どこだったかわからなくならないようにと言うこともありますし、ご覧くださった方、そして自分もまた訪ずれる時に忘れないようにというメモの意味合いもあります。
アイスを持ってもらって凄くうれしかったです。
写そうとして失敗したら笑われちゃったのですよ。

by DION (2008-06-24 15:35) 

lucyさん
軍人さんを見つけた時には早く写さなくちゃ！でもばれないように！って焦りました。
タイの人・・・、やっぱりわかりますよね。ちょっとクネクネ～♪
写真はあまり工夫がありませんが、建築物が素晴らしいだけに、それなりに収まりました。
おんなじような写真ばかりだなぁ～、って途中ちょっと悲しくなりましたけれど、
建築物はあまり歪んだりしない方が良いと思って観光案内風味の写真でもまぁいいかって割り切りました。（笑）
イタリア、明るく、美味しんぼうのlucyさんにはピッタリな街ではないでしょうか。
冥土の土産なんて言わず、そのうちレッツラ　ゴ～♪でございますよ。

by DION (2008-06-24 15:41) 

とっても楽しみにしていたのにこんなに遅くにお邪魔するのには訳が・・・
My　Pcスト起しちゃって(^_^;)
いまでも　さくさくの筈がさくさーーーーくって感じで極遅（涙

でも　来ました。
懐かしいーーーー（冥土の土産が増えました）
DUOMのすぐ傍だったんですよ　宿が。
朝食前の散歩でものすごく感激しながら歩きました。

モノクロも涙が出そうな程です。

ロマ人のジプシーの暗ーい瞳は忘れられません。

電話でレストラン予約　すっごいです！！
ビスコッティ　ワインに浸しながら食べるんですね　固かった訳です!(^^)!

DIONさんのイタリア旅行記バンサーイ




by キトリ (2008-06-24 20:52) 

キトリさん
PCがストですか？
どうしちゃったのでしょうか。
そんな状況の中コメントをありがとうございます。
お宿はDUOMOの近くだったんですね。それは素敵でしたね。
ジプシー、そうですよね。あの暗い瞳・・・、怖いですよね。
子連れのジプシーとかも何とも言えない気持ちにさせられました。
レストランの予約は「今夜、9時一人、OKですか？」みたいな感じで超簡単です。（笑）
ビスコッティはワインに浸す食べ方もありますが、普通はそのまま食べると思いますよ。
トスカーナ地方の食べ方ではないかと。

by DION (2008-06-24 21:14) 

夜のドーモと川が光が反射してきれいです。それから食事がみなおいしそう。フィレンツェも充実していますね。教会の内部の写真がとてもシャープです。ほんと魅力的な街と写真。たのしませていただきました。
by hideyuki2007y (2008-06-24 23:28) 

hideyuki2007yさん
オーストリアに駐在中は素敵な景色をいっぱいカメラにおさめていらっしゃると思いますので、なんだか恥ずかしいですが、ご覧下さりありがとうございます。
教会での写真はDP1とミニ三脚が大活躍でした。
by DION (2008-06-25 11:10) 

フィレンツェは新婚旅行を思い出して、見てしまいました＾＾
私の記憶は、ヴェネツィアから入ったので、車の音の無い世界から、
フィレンツェでけたたましくなる救急車の音にびっくりしたことを覚えてますｗ

それにしてもイタリアの道は車に乗っていると乗りごごち悪いですよね（爆）

ピサも行ってみたかったんですが、日程的に無理だったので、DIONさんのお写真で行った気になってますｗ

最後の1枚、とても好きです＾＾
by Yometin (2008-06-25 22:21) 

yometin様
新婚旅行を思い出してくださいましたか。
確かにヴェネツィアは車が走っていないですものね。
今回ヴェネツィアにはいきませんでしたけれど、あそこも素敵ですよね。
石畳の道は乗り心地が悪いですね。
ピサ、今回は全く行くつもりがなかっただけに得した気分、円形の優美な塔は一際きれいでした。
フィレンツェは華やかでいいですよね。
by DION (2008-06-25 22:51)